見ているだけでも心躍る!日常を彩る洋菓子の種類と分類方法をご紹介

見ているだけでも心躍る!日常を彩る洋菓子の種類と分類方法をご紹介

誕生日や記念日、季節のイベントなどいつもとちょっと違う特別な日の食卓やギフトに欠かせないのが洋菓子です。クリームやフルーツなどで繊細に飾りつけされたケーキ、可愛らしい形のマドレーヌ、サクサクのクッキーなど多くの人を魅了するものばかりです。私たちの生活に身近な洋菓子ですが、意外とその種類や分類について知らない方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、代表的な洋菓子の種類について分類方法とともに解説します。興味のある方はぜひチェックしてみてください。洋菓子のことを知れば知るほど、さらに好きになることでしょう。

洋菓子とは?

洋菓子の種類を紹介する前に、まずは洋菓子の歴史や分類方法について見ていきましょう。

洋菓子の歴史

洋菓子とは西洋にルーツを持つお菓子です。日本で昔から作られ愛されている和菓子は、植物性の原料がメインとなります。一方洋菓子はバターや卵といった動物性の原料が多いのが大きな特徴です。明治時代の文明開化によって次々に洋菓子が日本で紹介されるようになると、そのハイカラさとおいしさで大人気となり今に至ります。洋菓子は日本での歴史はそれほど長いものではありませんが、現在では多くの人の暮らしに欠かせない大切なお菓子といっても過言ではないでしょう。

洋菓子の分類方法

洋菓子は、伝統的に主原料によって大きく3つの種類に分類されます。

パティスリー(pâtisserie)

小麦粉や砂糖、卵、牛乳などで生地を作り、生クリーム等を加えて仕上げる洋菓子
【例】スポンジケーキ、タルト、パイ、シュークリーム、クレープ、ビスケット、マカロン、ムース、ゼリーなど

コンフィズリー(confiserie)

砂糖を主原料とする洋菓子(砂糖菓子)
【例】キャラメル、ボンボン、ドロップ、マシュマロ、チョコレート、マロングラッセ、ドロップなど

グラスリー(glacerie)

凍らせて食べる洋菓子(氷菓)
【例】アイスクリーム、シャーベットなど

普段、街でよく見かける「パティスリー」や「コンフィズリー」などの店名は、どの種類のお菓子をメインで販売している菓子店なのかを表していることが多いです。また、上記の分類方法とは異なり、消費期限に大きく関わる水分量によって洋菓子を分類する方法もあります。

生菓子

水分含有量30%以上のお菓子。消費期限は製造日当日であり、日持ちがしない
【例】ショートケーキ、シュークリーム、プリン、ゼリー、ババロアなど

半生菓子

生菓子と干菓子の間。生菓子と比べると日持ちがする
【例】砂糖漬け、一部のスポンジケーキなど

干菓子

水分含有量10%以下のお菓子。長期保存できる
【例】チョコレート、キャンディ、ビスケット、リーフパイなど

洋菓子の種類

洋菓子はパティシエやショコラティエのセンス、努力により常に進化をしています。そのため種類は多種多様であり、すべてをご紹介するのは困難です。そこで、洋菓子の中でもとくに洋菓子店で販売されていることの多い、代表的な洋菓子についてご紹介していきます。

ケーキ

パティスリー・生菓子を代表する洋菓子といえば、やはりケーキです。ショートケーキやロールケーキ、シフォンケーキなどのスポンジケーキ類の他、バターをたっぷり使った濃厚なバターケーキ類や小麦粉・バター・砂糖・卵を各1ポンド使うパウンドケーキ、樹木の年輪のようなバウムクーヘンもケーキの一種です。

ケーキの種類はバラエティが豊富で、抹茶や小豆などの和菓子でおなじみの素材やフルーツを盛り込んだものなど多彩なアレンジもあります。各洋菓子店やパティシエの個性やカラーが如実にあらわれる洋菓子といえるでしょう。

シュー菓子

シュー菓子はふわふわサクサクのシュー生地で作られた洋菓子です。代表的なものとして中にカスタードクリームや生クリームなどを詰めたシュークリーム、チョコレートを上部にたっぷりかけたエクレアがあります。他にもリング状のシュークリームを横半分にカットし中にクリームを詰めたパリ・ブレスト、小ぶりのシュークリームを積み重ねたサントノレやクロカンブッシュなどさまざまな種類があります。また、歯ごたえ抜群のゴツゴツとした皮の食感が楽しめるクロックシューも人気です。

焼き菓子

焼き菓子はパティスリー・干菓子で最も有名な洋菓子です。代表的なものとして小麦粉にバターや卵、砂糖を混ぜてサクっと焼き上げたクッキーがイメージしやすいでしょう。他にもクッキーよりも厚みがあり、ふんわりとした食感を楽しめるスコーンや円形のカップに入れて焼いたマフィン、貝殻の形のマドレーヌ、格子状の模様がかわいいワッフル、二度焼きしてザクザク食感を楽しむビスコッティも焼き菓子の一種です。

プリン・ゼリー

洋菓子の中でもプリンやゼリーは、とくに水分含有量が多いです。また、仏語で「泡」の意味を持つムースやプルプル食感のババロア、冷凍庫で冷やし固めたアイスクリーム、シャーベットなども人気の洋菓子です。中でもプリンは原料の配合量や製造方法で味や食感も大きく変わるため、その洋菓子店らしさが出るのが大きな特徴といえるでしょう。

チョコレート(ショコラ)

もっとも身近でなじみ深い洋菓子といえば、チョコレート(ショコラ)でしょう。中でも、高い技術を求められるトリュフやボンボンショコラなどの1粒タイプのチョコレートは、ショコラティエの腕の見せどころです。また、チョコレートをたっぷり使って作られたガトーショコラも洋菓子店で人気の品です。オーストラリアのザッハトルテやアメリカのブラウニー、フランスのフォンダンショコラやオペラなど種類も豊富にあります。

まとめ

今回は洋菓子の代表的な種類についてご紹介しました。ケーキやシュークリーム、焼き菓子など可愛らしい洋菓子は見ているだけでもワクワクしてくるものです。お祝いの日や記念日だけでなく、頑張っている自分や大切な人へのギフトにも最適です。

「株式会社リンクロック」は大分県大分市で「Gâteaux Lab Linclock」という洋菓子店を営業しております。宝石のように美しい洋菓子が並び、選んだ洋菓子をその場で食べられるイートインスペースもある人気の洋菓子店です。東京の名店「ル・パティシエ・タカギ」や名古屋の人気店「Fortessimo H」で研鑽を積んだオーナーによって丁寧に作られた洋菓子の数々は、おいしさはもちろんのこと、繊細さや美しさで心に深い感動を与えてくれることでしょう。また特別な日に相応しいオンリーワンのオリジナルケーキをお作りするオーダーケーキも人気です。オンラインショップでは、焼き菓子やチョコレートのオーダーも受け付けておりますのでぜひお気軽にご相談ください。